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深掘り(忌み子編2)

こんにちは! 今回は前の記事でご紹介したジークのある能力について深掘りしていきます。うちよそ絡みをする為にはどこまで公開した方がいいのかよくわからず、とりあえず「これは知っておいてほしい」ことはどんどん書いていくことにしました。

現在キャラクターシート用の立ち絵を製作中なので、完成したらちゃんとした紹介記事も作っていきたいですね。

 

▼前回の記事▼

siro46-hideout.hateblo.jp

 

ジークの特殊能力

先日、Twitterにて「天使の日」のタグと一緒にイラストを投稿しました。

 

 

ジークは「人間と吸血鬼」の忌み子です。ですが、なぜ上記のイラストでは天使の羽根が生えているのか? そこを深掘りという形で説明していきます。

 

まず、吸血鬼である父に理由があります。彼は純血の吸血鬼ではありません。ある科学者の手によって秘密裏に造り出された「吸血鬼と天族」のハイブリッド種です。しかし彼は吸血鬼の能力しか発現せず、天族の能力は一切発現しない失敗作でした。科学者は彼を廃棄したつもりが運良く研究施設から逃げ延び、偶然たどり着いた村で女性を襲い、そしてその女性からジークが生まれました。

ちなみに「天族」とは天使、或いは神の使いとされる一族を指す名称です。これについては世界観の深掘りをする時にご紹介しようと思っています。

 

父が持つ「天族の遺伝子」は僅かにジークにも受け継がれていました。とは言っても、僅かな遺伝子では天族の力を発現するのは難しいですし、そもそもジークの体は吸血鬼の遺伝子に支配されているので、父と同様に発現する可能性はゼロに近い。

 

 

そこで鍵となったのが白夜の存在です。吸血鬼特有の吸血症状が起こる度に「このまま吸血鬼になってしまうのではないか」と苦悩するジーク。そんな彼を想い、白夜はお守りとして贈り物をします。それは一見何の変哲もない羽飾りでした。ですがこの羽飾りは「天使の羽」であり天族の力が宿っていたのです。なので、ジークの中に眠る能力を呼び覚ますには強力なきっかけとなり、父には発現しなかった力を手に入れることができたのでした。

能力を発揮している間、ジークの背には純白の羽根が生え、炎の魔力と治癒能力が活性化します。彼の体から吸血鬼の症状が消える訳ではありませんが、それでも吸血鬼ではなく天使になれたのだから、ジークにとっては人生が変わるほどの変化となりました。

 

お疲れ様でした

いつ小説が完成するかわからないし、もっと知ってほしいので詳しく書いてしまいました! 次は白夜についてまた深掘りしようかな。

 

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