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深掘り(忌み子編)

こんにちは! 今回は私が創作するキャラクターの中でもかなり溺愛しているキャラクター2人を少しだけ深堀りしていこうと思います。前回同様、現在公開できる範囲の情報のみですが、ご興味がありましたら読んでいってくださいませ!

 

▼前回の記事▼

siro46-hideout.hateblo.jp

 

2人の忌み子

 

前回の記事にて「ジーク・ゲリル」、「月忍 白夜」という2人の人物を紹介しました。

ジーは「人間と吸血鬼」、白夜は「鬼人と吸血鬼」の混血です。こうした混血の生命体は「忌み子」と呼ばれる異質な存在として扱われています。特にジー白夜のような魔族との混血種は恐れられる事が多く、人々から迫害を受けることは珍しくありません。魔族は人類にとって驚異だからです。

一般的には「鬼人」という種族も魔族の部類ではあるのですが、この世界にとって魔族というのは「闇に堕ちた生命体」を指した名称なので「鬼人」は魔族とは異なる扱いとなっています。

 

 

閉鎖的な小さな村で生まれたジーは混血であることを理由に悲惨な幼少期を過ごしました。村人からは迫害され、母には見捨てられ、父である吸血鬼も行方知れず。理不尽なこの世界に対して強い憎しみを胸に秘め、幼い頃から光と闇の境を彷徨い歩くようになります。魔族に堕ちてしまう一歩手前、そんな状態のまま成長した彼はある調査任務中に白夜と出会いました。同じ「忌み子」であることをきっかけに親交を深めていくにつれ、ジーにとって白夜という存在は無くてはならないものになり、自身の闇を照らしてくれる「光」になったのです。白夜もまた、悲惨な過去を背負い続け闇に囚われる彼を救いたいと心から願いました。

 

白夜は同じ「忌み子」でもジーとは環境が全く違いました。母に生まれることを望まれ、血の繋がりがない父にも愛されて育ちました。もちろん「忌み子」だからと毛嫌う者もいたけれど、彼は両親と一族の鬼人達に大切にされながら成長し、そのおかげで白夜は明るい少年に育ち闇に堕ちかける状態にもなりませんでした。だからこそジーは自分とは正反対の、ほんの少しも闇を感じない、太陽みたいに眩しい光を持つ白夜に惹かれたのです。

 

 

そうしてパートナーになった2人はお互いを支え合いながら生きていくことを誓いました。白夜は故郷を離れ、ジークが暮らす王国へ移住して共に王様の下で働くことになります。2人の絆はとても強いもので、決して誰であっても引き裂くことはできません。

 

お疲れ様でした

最後まで読んでくださりありがとうございました!

今回は忌み子コンビの深掘りでした。小説を更新する際はこの2人の物語から始める予定なので、気になる方はぜひご覧になってみてくださいね! 

 

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